こんな記事を読んだ。
多くの社会人は、在宅勤務だと他人とコミュニケーション取りにくいと考えているらしい。
確かに、物理的に隔たっていると何かと不便だろうとは思う。
でも、俺は在宅勤務のようなオンラインのコミュニケーションの方がやりやすいと感じる。
その理由はいくつかあるのだけど、まず一つ目は質問するタイミングを気にしなくて良いというところがある。
俺の在宅勤務時のコミュニケーションは主にチャットなんだけど(あとたまにweb会議)、チャットだと相手の状況をあまり考えなくても良い。
出社して対面で会話とかをしようと思ったら、相手が忙しかったりすると邪険に扱われることが少なくない。
酷いと、「俺今忙しいの見て分かんない?」みたいな感じでキレてくる場合もある。
それが分からんから聞いちゃってるわけで、そんなこと言われたら逆に「だったらもっと忙しいことが分かるようにしとけ。机の上に『忙しいですよランプ』置くとかしたらどうだこの野郎」って言いたくなる。
だけど、在宅勤務になってそういう問題から解放された。
チャットはこっちが送ったらあとは相手が相手のタイミング答えてくれれば良いので、そういったことが起きにくい。
忙しかったら向こうが答えてくれないだけだし、忙しくなくなったらそのタイミングで答えてくれる。
それに、俺も相手が忙しいかあまり考えなくて良いので精神的に良い。
また、通話が必要なときも、「~について相談したいので通話できるときに連絡ください」みたいに送っておけばOKというのもある。
ただ、たまに相手が物凄く忙しいときなんかはそのまま忘れ去られることがあるから注意。
もっとも、いきなりキレられるよりは忘れられる方がマシなのだが。
他には感情が伝わりにくいという点も俺にとっては都合が良い。
俺は無能だから、怒られたりすることが多い。
でも在宅勤務で相手の顔が見えないと互いに相手の感情を推し量るようになるためか、こっぴどく怒られる回数が減った。
逆に、言われるにしても冷静に注意されるといった感じで言われることが多くなった。
相手の感情が分からないということはコミュニケーションにおいて不安を与えるらしく、多くの人がコミュニケーションの際に伝え方に配慮するようになったのは良い傾向だと思う。
コミュニケーションに置いて不利な位置にある俺のような人間にとって、これは嬉しい変化だ。
対面して直接相手の顔を見ているとさらに感情が昂ってくることもあるけど、対面してないのでそういったことは起こらない。
だから業務の会話をする上で対面していないのは俺にとって望ましい状態だ。
多分、雑談とかしたい人にとってはこういった感情が伝わらないのはデメリットだと思うけど、俺はあまり雑談が得意でないし、そもそもしない。
ということで、俺にとって感情が伝わりづらいことのデメリットはあまりない。
あと、地味に嬉しいのが関係ないところからふらっとやってきて嫌味を言ってくるやつに出くわさなくなったこともオンラインのメリットだ。
地味にこのメリットはデカい。
出社して顔を見るとついつい嫌味を言いたくなるのか知らんけど、定期的に俺のところへふらっとやってきて嫌味を言ってくる人間が、在宅勤務になってからはまったく寄り付かなくなったのは良い変化だと思う。
どうやら、さすがにオンラインでわざわざ嫌味を言うほどではないらしい。
あるいは、下手に嫌味を言ってチャットログに残るのを嫌ったのかもしれない。
そして嫌味を言ってくる邪魔者が消えると、精神的に良い。
凄く快適だ。
そんな感じで、在宅勤務になってオンラインのコミュニケーションを取ることになったのは俺にとって望ましいことの方が多い。
逆に言えば、俺にとって対面のデメリットが大きすぎたとも言える。
オンラインはコミュ障への救いだ。