「運命の強敵」を読んだから感想書く

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前に読んだ「不屈の弾道」の続編である「運命の強敵」を読んだから、今回はその感想を書こうと思う。

前作の「不屈の弾道」のネタバレは多少はあるのでその点は注意。

ちなみに、読み終わってから感想書こうと思ってそのまま1週間以上経ってしまったせいで、次回作の「狙撃手の使命」も既に読み終わっているのは秘密だ。

 

ということで、早速感想を書いていこう。

本書では、タイトルで既になんとなく匂わせているように、主人公のカイルにとって運命の強敵となるライバルが現れる。

そのライバルも狙撃手でしかもテロリストなんだけれども、そいつをカイルが追っかけるっていうのが主な内容。

 

この狙撃手同士のマンハント、なんというか、どっかで見たことあるような気が・・・

そう、前に読んだ「狙撃手のゲーム」と似ている。

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しかも、敵の名前もジューバで「狙撃手のゲーム」と同じだ。

ちなみに、「ジューバ」で検索したら、かつて実際にその名を名乗っていた正体不明の狙撃手がいたらしいから、そこから取ってきてるっぽい。

でも、もちろん違うところもあって、そのひとつは主人公と敵との間に面識があるか、ってところだと思う。

「狙撃手のゲーム」ではただの熟練の狙撃手同士の戦いだったのだけど、「運命の強敵」は実は主人公と敵が互いに面識のあるライバル同士だった、というのがミソだ。

序盤は主人公カイルはジューバの正体を知らなかったのだけど(逆にジューバも誰が追ってきているか知らない)、中盤で相手の正体が誰であるかを互いに知ってからが面白くなってくる。

ただのテロリストとそれを阻止する者の戦いではなく、過去の勝負に勝った者と負けた者という、もっと個人的な要素も抱えた戦いというのが本作の面白いところ。

お互いが相手のことを常に考えながら、どうやって出し抜くかを考えながら戦う。

ここが「狙撃手のゲーム」とは一番違っているところだと思った。

相手を知っているが故の心の動きなんかが描かれていて、「狙撃手のゲーム」とは違った味わいがあった。

競争心を燃やしながらも狙撃手として冷静に相手の動きを見極める、そんな相反する気持ちを抱えながら戦っているところが印象的。

そして終盤、遂にカイルとジューバがスコープ越しに対決する。

相手の潜伏する位置を先に見つけて撃った方が勝つ、たった一発の銃弾が決める狙撃手同士の真剣勝負。

決着は如何に?

 

という感じで、2人の狙撃手の個人的な戦いを描いたものとも言える一作だった。

カイルとジューバがお互いの技術を認め、その上でどうやってそれを上回っていくのか、そういった狡猾な戦いに目が離せなかった。

ライバル物の作品として、なかなか面白い作品だった。

それにしても、読み終わってから改めて考えてみると、やっぱりタイトルの付け方が秀逸だね。

内容をうまく言い表してる。

逆に言えば、ある意味ネタバレしてるとも言えるんだけど。

 

さて、次は本書の次回作である「狙撃手の使命」について書こうと思う。

もう既に読み終えているので、内容を忘れてしまう前に書きたい。